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北条時頼の廻国伝説 |
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今年の大河ドラマの主人公・北条時宗の父・北条時頼は、執権を引退した後 出家し、民の暮らしを視察しながら全国を渡り歩いたという廻国伝説が伝えられている。
何と亀岡にも、時頼が来たという伝説が残っていたのだ!
旅の僧に身をやつし、諸国行脚の旅に出た時頼は丹波千代川の街道を歩いていた。喉の渇きを覚えたが、水がなかったので、近くの畑で瓜を育てていた老婆に「その瓜を下さい。」とお願いした。
すると老婆は3つの瓜を並べて、拝んでから、4つ目の瓜を旅の僧(実は時頼)に手渡した。
「何を拝んでいるのかね?」と時頼が尋ねると老婆は僧を時頼とも知らず、
「太陽と、天皇様と鎌倉の北条時頼様に作物をお供えして、拝んでいるのです。」
と答えた。それを聞いて時頼は大感激!
その場では身分を明かさず立ち去ったが、鎌倉に帰った後、「瓜のお礼をしたいので鎌倉に来るように。」と老婆に使いを出した。
鎌倉に駆けつけた老婆はあの時の僧が時頼と知ってびっくり!
「お礼にそなたの望みを何でもかなえようぞ。」との言葉に、
「それでは、私の家の前を通る人が銭を一文ずつ置いていくようにして下さい。」
とちょっとあつかましいお願いをした。
願いは早速聞き入れられ、老婆の家の前を通る人は1文ずつ銭を置いていくようになった。 おかげで老婆は以後、何不自由なく、時頼に感謝しながら暮らしたという・・・。 |
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