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 寒い冬が終わり、やっと暖かい春がやってきます。心も開放されルンルン気分で・・・と思うのですが、この時期「花粉」も元気一杯飛び回り、「花粉症」の人にとっては気の重い時期ですよね。
そこで今回は「花粉症」についての「どうして?」や「治療法」、「予防法」等をお医者さんにお伺いしました。


<Q1: なぜ花粉症になると「くしゃみ」や「鼻水」が出るの?>
 

 
<A>
 人の身体になじまない異物(花粉やダニの排泄物など)を「抗原」と言い、呼吸により鼻に入ってきた場合、抗原を退治する「抗体」を持った「特殊な細胞」が出動して戦います。鼻の外に抗原を追い出そうとする生体の防御反応として、「くしゃみ」で吹き飛ばし、「鼻水」で洗い流そうとします。


<Q2: 花粉症の症状は…?>
 
 
<A>
 発作的に「くしゃみ」を連発し、「鼻水」がたくさん出るのに「鼻が詰まってくる」。また「目にかゆみ」が生じる。これらの症状は、1日の中で「朝」に多い。これらが「花粉症」の特徴で、毎年ある季節に限られて症状が出ます。



<Q3: 花粉はいつ飛ぶの?>
 
 
<A>
スギ・・・2〜4月   イネ科の・・・5〜9月末
ブタクサ・・・夏〜秋  キク科(ヨモギなど)・・・夏〜秋


 
<Q4: スギ花粉の数は?>
 
 
<A>
 スギの「花芽」は、7月(特に中〜下旬)に出来、この時期の平均気温が高い年は花芽が多量に出来ます。その結果、翌春には多量の花粉の飛散が予測されます。


<Q5: スギ花粉はどんな日によく飛ぶの?>
 
 
 
<A>
@日中の「気温が高い」日
A「湿度が低い」日(雨が降らない)
B「風が強い」日


<Q6: 花粉症の対策(除去、回避)>
 
 
<A>
花粉症の最良の予防は「花粉を吸引しない」事が1番ですが、花粉との接触を完全に回避する事は不可能です。しかし、下記の注意点を実行する事により、かなりの効果が期待できます。

<Q7: 家庭内では、どうしたらいいの?>
 
 
<A>
@ 毎日の「花粉情報」に注意しましょう。
A 戸や窓は「閉めて」おきましょう。(室内に花粉を入れない)
B 洗濯物は「外に干さない」ようにしましょう。
C 布団も「外に干さない」ようにしましょう。
D 部屋の掃除を「こまめ」にしましょう。(紛れ込んだ花粉を取り除く)
E 「エアクリーナー(空気清浄機)」を使いましょう。
  (花粉やハウスダスト、ダニの除去にも有効です。)

(注意)
・ 洗濯物や布団を止むお得ず外に干す場合は、
 よく花粉を払い落としてから(叩いてから)室内に取り込みましょう。



<Q8: 外出時は、どうしたらいいの?>
 
 


<A>
@「花粉飛散日」の「日中」の外室は控えましょう。
A止むお得ない場合は、「マスク」「めがね」「帽子」を着用しましょう。
  (花粉対策用のマスクやめがねもあります。)
  外出から帰ったら家に入る前に衣服に付いた「花粉」や
  「ホコリ」をよく「払い落としてから」入りましょう。(室内に花粉を持ち込まない)
@宅後すぐに「洗顔」「洗眼」「洗鼻」「うがい」「洗髪」などをしましょう。
  (シャワーでもOK)
A帰宅後すぐに外出着を「着替え」ましょう。

<Q9: 日常の健康管理はどうすればいいの?>
 
 
 
<A>
毎日の健康管理で健康を保つとある程、度症状が軽くなったり、起きにくくなったりします。
@「規則正しい生活」を心がけ、「睡眠」を十分取りましょう。
A「疲労」、「過労」に陥らないように注意しましょう。
B「適度な運動」をしましょう。
C「ストレス」は上手に発散させるように心がけましょう。
D「風邪」をひかないように注意しましょう。
E「暴飲」、「暴食」は控えましょう。
F「酒」の飲みすぎや「タバコ」の吸い過ぎに注意しましょう。

    
<Q10: 薬物治療にはどんなのがあるの?>
 
 
<A>

薬物治療には「予防的治療」と「対症療法」、「注射療法」などがあります。

<予防的治療(飛散前治療>
花粉が飛び始める「2〜3週間前」から治療(抗アレルギー薬)を始めて、「季節中」継続します。治療で症状が「起こりにくい状態」に体質を改善するため、症状が起こってからの治療よりも「高い効果」が「期待」できます。

<対症療法(症状が出てからの治療)>
鼻粘膜への「吸入薬」(局所ステロイド薬)
速効性に「症状を抑える薬」(抗ヒスタミン薬)などが有ります。

<注射療法>
「体質改善」をする治療として、「減感作療法」などがあります。

 



<Q11: 抗アレルギー薬と対症薬の違い>
 
<A>
  抗アレルギー薬 対    症    薬
    抗ヒスタミン薬 鼻内噴霧ステロイド薬
薬の作用 体内にヒスタミンが出てくるのを抑えるヒスタミンの働きを抑える ヒスタミンの働きを抑える 鼻の粘膜の症状を抑える
薬の効きかた 花粉を吸入しても症状が出にくくする 出てしまった症状を抑える 出てしまった症状を抑える
効果の出る時期 1〜2週間後 20〜30分後すぐ効くが効いている時間が短い 2〜3日後
副作用 弱い眠気など 強い眠気など 鼻に限定した使用の為少ない
試用期間 シーズン前から毎日飲む 症状が出たときに飲む 症状が出たときに使う


<Q12: 鼻用ステロイド薬>
 
 
<A>
 副腎皮質ホルモンであるステロイド薬の内服や注射は鼻のアレルギーにも良く効きますが、副作用が強いため、できれば使いたくありません。そこでこれに替わって「鼻内」に「噴霧」する「ステロイド薬」が出来ました。副作用も少ないと言われており、効果が期待できる強い薬です。使い始めに鼻に「刺激感」を感じる人もいますが、2,3日で慣れてしまいます。

<Q13: 減感作療法>
 
 
<A>
「原因抗原のエキス」を注射により少しずつ体内に取り入れ、抗原に対する「抵抗力」を付けていく治療法です。

この療法は普通下記の通り進めていきます。
・週に1〜2回・・・2〜3ヶ月
 ↓
・週に1回
 ↓
・2週に1回
 ↓
・月に1回・・・開始から4カ月〜半年以降〜約3年


  (注意)
・ 途中でやめると治療が「無駄」になってしまうので続けて治療を受けましょう。
・ 注射後、注射部位の皮膚が「かゆく」なったり、「腫れたり」、ごくまれですが「じんましん」が出たり、「ショック」を起こす事がありますので、注射後20〜30分間は待合室で安静にしていなければなりません。
・ 「体調が悪いとき」や前に注射したところが家に帰ってから5cm以上腫れたりしたときは注射の前にお医者さんに言いましょう。

<Q13: 減感作療法>
 
 
<A>
鼻の症状の内、鼻詰まりは減感作療法、抗ヒスタミン薬、ステロイド薬、予防薬でも症状がとれにくく、鼻詰まりをとる点鼻薬をやたらと使っているとかえって「鼻詰まりがひどくなる」ことがあります。

長く鼻詰まりが続くと鼻の粘膜が硬くなり、薬では治りにくくなってしまいます。そのようなときは「手術」の必要があります。

厚く腫れている粘膜を焼いたり、切り取ったりする簡単な手術ですので、お医者さんに勧められたら怖がらずにやって下さい。



◆< おまけコーナー >◆

<Q15: 「わたし流」おもしろ花粉症予防対策!!>
 
 
<A>
医学的には証明されていない内容もありますが、自分独自の
予防で「花粉症」の時期を乗り切っておられる方たちもおられます。
ほんの一部ですが、紹介してみたいと思います。

・ 顔面や眉間、鼻にシャワーを毎日2〜3分あてる。
・ 「禁酒」する
・ 清潔にし過ぎない
・ 「気力」でがんばる
・ 「青魚」をよく食べる
・ 肉の量を減らし「菜食」にした
・ 水泳などで「体質改善」した
・ 「睡眠不足」や「イライラ」しない
・ 「乾燥」をさける

などです。「試してみよう」と思われる内容はありましたか?

 

<Q16: 最後に・・・>
 
 
<A>
「花粉症」は治らない病気ではありません。しかし治すには「時間」と「根気」が必要です。イライラしたり、次々お医者さんを変えずに、お医者さんを信頼して、「じっくり」と自分の病気に取り組んで下さい。そうすれば快適な生活を送る事が出来るようになります。

お医者さんから心強いメッセージを頂きました。

取材のご協力有難う御座いました。


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